市原悦子(読み)いちはら えつこ

知恵蔵mini 「市原悦子」の解説

市原悦子

女優。1936年1月24日、千葉県生まれ。夫は演出家の塩見哲(1961-2014年)。57年に俳優座に入団し、主に舞台や映画に出演して注目を集める。71年に退団後は活躍の場を広げ、75年よりテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」(TBS系など)の語りを約20年にわたり担当。83年から2008年まで放送されたテレビドラマ「家政婦は見た!」シリーズ(テレビ朝日系)では主役を好演し、人気を集めた。1990年には映画「黒い雨」の演技で第13回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。このほか、NHK大河ドラマ「秀吉」(96年)、アニメ映画「君の名は。」(2016年)など数多くの作品に出演。19年1月12日、心不全のため死去した。享年82。

(2019-1-16)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市原悦子」の解説

市原悦子 いちはら-えつこ

1936- 昭和後期-平成時代の女優。
昭和11年1月24日生まれ。昭和32年俳優座にはいり,「りこうなお嫁さん」でデビュー。34年「千鳥」で芸術祭奨励賞をうけ,俳優座のスターとなったが,46年退団。テレビ,映画,舞台で活躍。テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のナレーションでも知られる。平成2年「黒い雨」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞。千葉県出身。千葉一高(現千葉高)卒。本名は塩見悦子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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